沖縄県出身写真家 石川竜一 のフォーラム・写真展・勇崎哲史・野口里佳

沖縄出身の写真家【石川竜一】さん、野口里佳さん、勇崎さんのフォーラム「光は未来に届く」に行って来ました。
沖縄県出身写真家 石川竜一 のフォーラム・写真展・勇崎哲史・野口里佳
石川竜一さんは「写真界の芥川賞」とも 称されている第40回木村伊兵衛写真賞や日本写真協会賞新人賞を受賞していて、宇多田ヒカルさんや福山雅治さんなどの様々なアーティストの写真も手がけている現在もっとも注目をあびている方。
写真とはなんぞや、歴史や背景も何も分かっていないのに、石川さんの写真を観ると魔法にかかってしまう。よく分からないまま「この人凄い!きっと人が好きなんだろうな」ということを勝手に感じてしまう。
日常よりも日常らしい自然で新鮮な写真をたくさん生み出すのは、「ただ楽しくて、いいなと思うものを撮っている」からなのかもしれません。

講演会を聞けば分かりますが、話すのは決して得意とは言えず(笑)どんな風に、出会った人に声をかけ撮影し続けているのか不安になる程ですが、
声の掛け方について、この前のインタビューで、こんなことを話していました。下
「時と場合によりますし、相手にもよりますね。例えば極端な話をすると、中学生の少年に「こんにちは。恐れ入りますが」と言ってもしょうがないというか、余計に怪しまれてしまいますよね。(笑)そんな時には「ウィッスー」みたいな声の掛け方をするし、堅そうな人には堅い感じになりますね。
写真ってそうだと思うんです。いつでも誰が相手でも同じような自分でいるってありえないじゃないですか。だから、できるだけ相手を引き出して自然なままでいてもらうには、自分を押し付けるんじゃなく、その状況や相手をそのまま受け入れたり、相手に合わせるということが大切だと思っています。
自分が考えていることや自分の気持ちだけは、ちゃんと伝えられたらそれで良いと思っているので、声の掛け方もその時々で全然違いますね。
―コミュニケーションありき、ということですね。写真もコミュニケーションのひとつですしね。」

口下手だと思いきや、かなりコミュニケーションの達人だったようです。

今年4、5月に開催された「写真家が見つめた沖縄 1972-2017」ではディレクターを務め、圧倒的な自由さと自然さの世界観を沖縄県立博物館・美術館に集結させていました。
沖縄県出身写真家 石川竜一 のフォーラム・写真展・勇崎哲史・野口里佳
沖縄県出身写真家 石川竜一 のフォーラム・写真展・勇崎哲史・野口里佳
本当の沖縄とは?
観た後はどんな人も生き物も建物も背景も、全てが愛おしく尊いんだなーって感じる素敵な写真展でした。
これから産み出される作品もますます楽しみです。

そしてフォーラムでドイツの写真家や20世紀初頭の写真表現と日本の影響を話してくれた、北海道出身の「勇崎哲史」さんの話もとても面白く、もっと話を聞いていたかったです。沖縄で写真作家育成や優れた写真を生み出す眼・本質を学べる講座を開催しているので、
石川さんに続く素晴らしい写真家が続々誕生する期待大です。

その次に話した「野口里佳」さんは埼玉出身で2004年よりドイツ・ベルリンに12年在住後、去年の10月から沖縄県に住んでいる方。
学生の頃から夢中で写真を撮り続け、国内外で展覧会を中心に活動し、現代美術の国際展にも多く参加しています。
ただただ写真の魅力に取り憑かれ自由に活動する野口さんが、羨ましくもあり勇気をもらえる話が聴けました。

写真は自然にコミュニケーションや発見や表現ができる素晴らしい芸術。
まだまだ知らないことばかりですが、たくさん観て感じて学んでアウトプットしていけたらいいなと思います。

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 島袋一恵(しまぶくろかずえ)


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