私の職場には自由に読める図書コーナーがあり、ビジネスや食に関する本が多く置かれています。最近のお昼休みに読んでいるのが、識学の安藤広大さん著『数値化の鬼』です。

この本では、感情ではなく「客観的な数字」に基づいて判断し、誤解のないコミュニケーションを目指すことが大切だと説かれています。私自身、数字は得意ではありませんでしたが、大学時代に簿記を学んで以来、面白さを感じるようになり、今では日々の業務でも販売実績の分析などで数字に向き合っています。
ただし本書で強調されているのは、単なる数値の扱いではなく、「行動量(母数)」の確認と増加、そして成果に直結する「変数」の特定と集中。この考え方により、やるべきこととやらなくていいことが明確になり、効率よく成果を上げられるという内容です。
冷たく聞こえるタイトルですが、実際は「人の成長」を重視した温かい考え方で、特にマネジメント層にこそ読んでほしい一冊です。
今日もあなたの好きなことで、心温まる1日になりますように。